医学部面接対策

ほぼ全ての医学部受験生に課せられる面接。意外とこれで悩む受験生は多いのではないだろうか。とくに推薦やAO入試では面接が大きな配点を占めてくるので、しっかりと対策していきたいところだ。
私は推薦・AO入試(個人特定のためぼかした)で医学部に入学したものなので、この点において受験生にアドバイスをできることがたくさんあると思うので、私がした対策を紹介していく。

1.まず、簡単な医療の現状を知る。

予備校や学校で対策してくれるならそれで良いが、やはり最低限の医療情報を知っておかないと、考えるための素地もないため、どうしようもない。まずは、典型的な現在医療界が直面している問題について知ることが大切だ。そのためにも、やはり医学部面接本は、受験生でもわかるように要点を絞ってくれているので非常に役に立つ。

 

2.医療の現状について簡単に知った上で、自分なりの解答を考える。

本の内容をそのまま言うと確実にバレる。なぜなら、面接官は一日に何人もの受験生を相手にしており、しかも本の内容というのはどの参考書も似ているからだ。本で掴むのは、だいたいの日本の医療の現状・方向性に留めておくべきなのだ。

といっても、18才やそこらの忙しい高校生にいきなりこんなことを言っても考えられないと思うので、代表的な質問とそれに対する考え方を下に書いてみた。

 

①あなたはなぜ、医師をめざそうと思ったのか?

この質問は非常に難しい。たいていの面接対策本には、「私の知り合いが病気にかかり・・・・」「小さい頃に病気にかかり・・・・」と書いてあるが、そうでないひとはどうしたらいいのか。これは、正直②と合わせて答えるとよいと思う。医師になってしたいことがあるからこそ、医師になった。」みたいな感じで答えると納得していただけるのではないだろうか。

②医師になったらどうしたいか

これに関しては、自分の好きなことと医師の仕事をかけ合わせて考えれば、個性のある解答が生まれると思う。私は最新の機械などに非常に興味があるので、機械+医療でかけ合わせてみた。すると、遠隔医療や離島医療のシステムを考えたり、「apple watchなどを使って脈拍数や血圧などを測れるようなアプリをつくって、実際に診察に来なくても、常時人々の健康状態をモニタリングできるようなシステムをつくりたい」といった考え方が生まれる。

自分の好きなこと・やりたいことを今一度考えてみるとよい。試験監督もおもしろい・独創的な考え方のほうが聞いてて楽しいと思うので、ここは是非アピールポイントにしたい。

 

③なぜ、本大学を希望したのか?

この質問に対する答えをつくるのには、みんな苦労すると思う。日本の国公立医学部というのは、基本的に厚生労働省の決められたカリキュラムにそってある程度授業するので、たいていやっていることも近い。実際、私も非常に苦労して考えた結果、「自然が豊かで~」などといった、大学というよりも、その大学のある周囲の環境を気に入ったという方針で述べた。

 
ちなみに、地方国公立はたいてい地域医療に力を入れているので、「地域医療に力を入れているから」みたいな返答をする受験生が結構いる。しかし、私の大学の教授が「みんなが『地域医療に力を入れているから』みたいなことをいうから、この人たちは平均点以下にした」といっていた。そもそも地域医療という言葉には明確な定義がなく、受験生のレベルで分かるわけもなく、しかもどこの大学でも力を入れているため、その大学を受ける理由にはならないらしい。これをいわれて、「あなたの思う地域医療とはなんですか?」と聞かれて返答に困るくらいなら、初めから「センター試験の配点の都合でこの大学を受験しました」と正直に言ったほうがいいと思う。地域医療については、また別のページで紹介したいと思う。

結局、その大学に行っている人から聞いて学ぶことは多い

では、どうすればいいのか。その大学の有名な研究者・分野などを実際にその大学に行っている人に聞くのが一番いいと思う。オープンキャンパスなどに行けば、受験生への学生からの質問コーナーみたいなものがあるので、そこで聞いてみよう!
おそらく、「『なぜ、この大学を受験しましたか?』って聞かれたらどうしたらいいですか?」って聞いても、その聞かれた先輩も困ると思うので、「この大学で有名な先生とか専門とかってありますか?」などと尋ねたほうがよい。ある程度、ちゃんと学校に行っている学生なら答えられるはずだ。

 
あとは、その分野をあたかも自分が将来専攻したいかのように作文をつくるだけだ。もし、その大学で有名な分野が免疫学だっとしたら、「私はこの大学は免疫学で有名なので受験したいと思った。なぜなら、私は将来免疫学について研究したいと思っているからだ。なぜなら、免疫力を高めるような薬をつくることができたとしたら、病気を未然に防ぐことができ、病気にかかる人も減り、医療費の削減にもつながるからだ」などと述べればよい。なにか、1つでも個性のあるテーマを決めて、それについてしっかりとした解答をつくっていれば、なにかと応用が効くと思う

 

ちなみに今、医療費削減の方向に向かっており、予防医学に力をいれようという話になっているので、それらも踏まえて考えるとよりよい。