間違った勉強法では伸びない英語力

 英語は時間をかければいい??

ちまたでは「英語は時間をかければ誰でもできるようになる!」「英語は英単語さえ詰め込めば読める!」などという言葉がことわざのように蔓延っている。確かに、これらの理論は完全に誤ったものではない。しかし、受験英語においてはこの方法が一番の方法であるとは言い難い。

そもそもなぜ英語の勉強方法に関してこのようなイメージをもっている人が多いのか。それは、実際、英語圏の人々が、工夫した勉強をしなくても、みんな英語を話したり、書いたりすることができるからだ。だが、これらをそのまま非英語圏にいる私たち日本人に当てはめるのは間違っている。なぜなら、圧倒的に英語に触れる機会が違うからである。

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人間は無意味な言葉よりも、意味のある言葉を理解して覚えるほうが得意だということは経験的に分かることだと思う。たとえば、「I am a student」という11文字のアルファベットの並びを、私たちは2秒もかからず覚えることができる。

一方、「L em o sanoinoa」というなんの意味もないアルファベットの並びを覚えるのにはそれなりに時間がかかる。同じ11文字のアルファベットであるのにもかかわらずである。

ここまでで、勘の鋭い方は私が何を言いたいかわかった方もいるのではないだろうか。そう、英語を勉強する一番良い方法は、英文法に力をいれて英文を理解することだ。

たいていの高校では、1年生のときに、「Forest」などの詳しい英文法の参考書が配られるはずだ。これらの参考書にはたいてい1つの大きな文法事項1つにつき、1つの例文が書かれている。これらの例文の日本語をみて、英語をかけるようにして欲しい。おそらく、100例文も文法と一緒に完璧に覚えれば、かなり文法に関してはいい具合に仕上がっていると思う。

 

英単語と英文解釈をやろう

その次にやることは、英単語を並行して覚えながら、英文解釈の本を1冊やることだ。英文法を学んだだけでは、なかなか読解には応用できない。これをある程度仕上げたら、かなり英語力は上がっているはずだ。このころになって初めて、最初の英語の授業にやる5文型SVOCの大切さに気づくことだろう。

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英会話教室で学んだもの

ちなみに、英語は時間さえかければよいものではない、というのは私自身が経験している。私は、6才のころから15才くらいまで週1回1時間、英会話を習っていた。その内容は、ほぼネイティブの先生が英会話のフレーズを教えてくれたり、英語のカルタをしたりするものだった。しかし、当時の幼ない私はまったく理解しておらず、ただ音で覚えていたので、「My name is~」は、脳内で「マイネーミーズ」と変換され、しまいにはマヨネーズが頭に浮かぶ始末であった。この状態で応用など効くはずもない。

しかし、この英会話教室で得たものも多かった。たとえば、英語カルタ。カルタに絵がかかれており、その絵を表す英単語が下に書いてあり、英単語が読まれたら、そのカルタをとるというものであったが、これが、非常に良いトレーニングであった。なぜなら、なれてくると英単語が読まれた瞬間に、そのカルタの絵が浮かぶので、英語→その意味を表す絵という流れが、頭の中でできあがっていたからだ。たとえば、「desk」という単語を聞いたとき、普通の日本人なら、「desk→机→机の絵」となるところを、「desk→机の絵」という流れになるので、圧倒的に読むのが早くなる。みなさんも、英単語を覚えるのに飽きたら、試してはどうか。

長くなったが、結局私が言いたかったのは、英文法に力をいれて、英単語を覚えつつ、英文解釈をしようということだ。英語で伸び悩んでいるかたがいれば、是非試してみて欲しい。