医学生はアルバイトをするべきか?

私の身の回りの大体1/3くらいが、週に何回かアルバイトをしていて、短期なども含めればほとんどの人がアルバイトをしているのではないだろうか。アルバイトをする理由としては多種多様で、それこそ学費~生活費まで全て稼いでいる人もいれば、遊ぶためのお金だけ自分で稼いでいる人までさまざまである。医学生は比較的裕福な家庭が多いため、アルバイトをしている人は圧倒的に後者が多い。

このように、ほとんどの医学生にとって関係のあるアルバイトについて、やるべきか否か、あるいはやるならどういうことに気をつけてやるべきなのかを考察してみたいと思う。

1.医学生の時給は、医者になってからみると微々たるもの

2.親に借金してみてはどうだろうか

3.将来地方に残らなければならない奨学金は推奨できない

4.アルバイトが楽しいのであればそれでいい

 

1.医学生の時給は、医者になってからみると微々たるもの

地方医学部だと時給はよくても2000円から3000円ぐらいだろう。

とりあえず、時給を2000円と考えて、一ヶ月で収入を計算してみると

週2回3時間バイトするとすると・・・・2000円×3時間×2回×4週=4万8000円/月

週3回3時間バイトをするとすると・・・2000円×3時間×3回×4週=7万2000円/月

でも、週3回3時間ってかなりきついですよ。

ただでさえ四年生になると9時から6時まで授業があるので、昼休みを除いても8時間くらい授業聞いてるわけです。それに加え、家で自分で勉強を2時間くらいするとなると、勉強=労働時間に換算すると10時間くらいの労働時間になるわけです。これに加えバイト3時間とかしてたら、15時間労働みたいなもんです。

これに加えて、バイト週3回と部活なんてしてたら疲れて遊ぶ暇なんてありません。

現実的に考えて、週2回くらいがベストではないでしょうか。すると月5万くらいの収入になります。

ちなみに卒業後の研修医の時期は、田舎ほど高収入(月40~50万くらい)、都会ほど低収入(月30万くらい)という傾向にあります。中には都会でかつ高収入というところもあります。しかし、こういうところは、非常に倍率が高いです。では、どういうふうに選抜されるかというと、学科試験で多くがふるいにかけられます。

つまり、都会で高収入なところと低収入なところでは、月に10万以上の差が生まれます。しかも、これに加えボーナスなども加わり、年間200万以上の差になります。

これを見て、「あれ?意外と医者って給料大したことなくね?」と思った方もいるかもしれません。

初期研修は一応、勉強させてもらっている

2.親に借金してみてはどうだろうか

これらのことを考えると、せっかく遊べる学生時代にアルバイトするくらいならそのお金を親から借金という形で借りて、初期研修医~後期研修医時代に返すというのを提案してはいかがでしょうか。

厳しい目で見れば、「時間は工夫次第でいくらでも作り出せる」ため、アルバイトも部活も勉強も遊びも同時進行でできるのかもしれません。確かに、方法論次第で勉強などはかなり効率化できるため、アルバイトしてるから遊べないとか、勉強できないというのは甘えかもしれません。しかし、誰もが誰もそんなにハイパーな能力を身に付けられるわけではありませんし、そもそも数年後に1時間で稼げるようなお金をせっかくの若い頃の時間を数時間利用して稼ぐのは無駄以外の何ものでもありません

そういう意味で、時給の低い今は親にお金を借りて、時給の高い医者になってから稼いで返すというのは、非常に効率的だとは思いませんか?

3.将来地方に残らなければならない奨学金は推奨できない

 

4.アルバイトが楽しいのであればそれでいい

アルバイト自体、学生の間にしかできない経験と言われればその通りです。飲食店、塾講師、家庭教師などは医者になってからすることはまずないでしょう。経験という意味でやるのは非常に良いことだと思います。特に、リゾートバイト(リゾート地で数週間泊まり込みのアルバイト)などは、誰もが憧れるアルバイトであり、長期休暇がある学生にしかできないという点でぜひチャレンジしてみると良いと思います。